ハーネス対応のバートル空調服

安全性の面を考慮して、フルハーネスの着用義務化が厚生労働省より発表されました。空調服を着る時にもフルハーネスの着用は必須です。そのため、あらゆるメーカーからフルハーネス対応の空調服が続々と発売され注目を集めています。

ここでは、おしゃれで機能性が高いバートルのフルハーネス対応の空調服について解説します。

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フルハーネスとは

フルハーネスとは、フルハーネス型墜落制止用器具の略称で、高所での墜落を防止するための器具です。肩や腰など複数箇所をベルトで固定し、体にフィットしているのが特徴的です。それまでのハーネスは、胴ベルトタイプが多かったのですが、それだと墜落した際には腹部をかなり圧迫してしまい、内臓へのダメージが想定されます。

また、場合によっては逆さまの姿勢のまま長時間宙づりなんて事もあり得るのです。フルハーネスだったら、体に圧迫感を感じる事も少ないですし、万が一落下した場合にも頭が下になる事を避けられます。なぜ、フルハーネスが必要なのかというと、それは法律が関係しています。

2018年に、労働安全衛生法が改正され、2022年1月2日以降は高所での作業では必ずハーネスを着用する事と決まりました。

2019年から施行される事になり、各作業服メーカーはフルハーネス対応の空調服の製造販売に力を入れてきました。

涼しくカジュアルな「バートルAC1094」

おしゃれで機能性がある作業服メーカーとして知られるバートルにも、フルハーネス対応の空調服があります。AC1094は、ベストタイプの空調服で両腕を自由に動かす事が可能です。ポリエステル100%なので、耐久性もありシワになる事もほとんどありません。

遮熱効果もあるため、外での作業にも最適です。そして、スリムなベストには作業がしやすいように様々な工夫がされています。両肩には、フルハーネスのフックハンガーが収納できるようになっているので、邪魔になる事がありません。

右胸と右脇そして左内には、バッテリー用のポケットがあるので便利です。また、空気循環を良くするためのエアダクトがあるため、服内に涼しい風が流れます。カラーバリエーションも豊富で、シックなネイビーや、カラフルなカーディナルやロイヤルブルー、カジュアルなシルバーやカモフラシルバーがあるので、自分好みのカラーが選択できます。

空調服というと、作業着のイメージが強くてダサいと感じている人もいるでしょう。ですが、AC1094だったらデザインがとってもカジュアルなので、普段着としても活用可能です。涼しく作業したいけれど、おしゃれもしたいという人にはピッタリの1着です。

バートルの空調服の上下をより涼しく着用するコツ

フルハーネスの着用方法

フルハーネス対応の空調服では、これまでの着用方法とは大きく異なる事があります。それは、空調服を着る前にフルハーネスを着用するのです。これだと意味がないのではと不安になる人もいるでしょう。ですが、空調服の背中にはランヤードを通すための穴が開いています。

ランヤードを外側からハーネスと接続するため、安全面に問題もありません。フルハーネス非対応の空調服の場合は、背中に穴が開いていません。そのため、空調服の上からフルハーネスを着用しなくてはいけません。

ですが、そうなった場合、胴ベルトなどにより風が止まってしまいます。これでは、涼しさが全く感じられないのです。フルハーネス対応の空調服は、安全面を守りながら涼しさを確保できる作業服なのです。

フルハーネスの形

フルハーネスの形は、1つではありません。形によって、安全性や動きやすさが変わってきます。背中から見た時に、背中の形がY型になっているタイプは見た目がスッキリしているため、作業がしやすくなります。ですが、衝撃が一点に集中するため、落下した際にはダメージが大きい恐れがあります。

安定感が高いタイプを選ぶなら、X型が最適です。体をしっかり固定できるため、万が一落下した時にも衝撃が抑えられます。フルハーネスを選ぶ際には、形にも拘りを持つ事が大切です。

ランヤードやベルトの選び方

フルハーネス対応の空調服を、効果的に着るためにはランヤードの選び方も重要です。ランヤードが合っていなければ、作業の効率を大きく左右する可能性があるからです。

高所での作業が多い場合は、2丁がけタイプを選ぶと移動も楽ですし、安全性もアップします。ですが、ランヤードが2本あるためどうしても重さが増してしまいます。そのため、安全帯が重く感じてしまうのです。また、軽量で動きやすさを考えたらロープ式が最適です。

ですが、ロープ式の場合は突起物に引っ掛かったり腕に絡まったりする事もあります。また、ランヤードだけではなく、ベルトの選び方も重要です。ワンタッチタイプですぐにバックルが外れるベルトの場合は、危険性があった時にすぐ外す事ができます。

フルハーネス対応の空調服を購入する際には、実際に作業した時の使いやすさや安全面についても考慮する事が必要です。

フルハーネス着用時の注意点

フルハーネスは、ただ着用すればいいというものではありません。着用方法を間違えてしまうと、逆に落下した時に危険を招く事があるのです。まずは、ベルトは締め付けすぎないように気をつけましょう。安全面を考慮すれば、体にしっかりフィットする事が望ましいです。

ですが、あまりにもベルトを締め付けすぎてしまうと体が圧迫されてしまい、作業中には思うように動けないなどアクシデントに繋がる事もあります。また、ベルトが捻れていないかどうかもチェックしておくようにしましょう。

ベルトが捻れたまま装着していると、体にくい込んでしまい違和感を感じるようになります。これでは、動く度にストレスを感じてしまいます。快適な作業をするためには、フルハーネスを正しく装着する事が何よりも大切なのです。

また、フルハーネスが空調服に隠れているため、安全確認の際には見えづらく面倒に感じる事があるかもしれません。事前に確認しやすいように工夫しておく事も大切です。

フルハーネス対応の空調服を選ぶ時には

フルハーネス対応の空調服を選ぶ時には、何よりも安全性や動きやすさが大切です。バートルAC1094は、見た目もカジュアルでスッキリしているのでおしゃれさもありますし、バッテリーの収納ポケットも充実しているため作業もしやすいです。

バートルAC1094を着用する時には、正しい着方を意識して、体にしっかりフィットするようにしましょう。

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